馬から落馬したみたいな言い方ですが焼き芋を焼きました。正しくは芋を焼きました。
先日ご近所さんからサツマイモを貰いまして、これがまたかなりの大きさでしてコンロで焼いてる場合じゃないなと。まだストーブも出してないし… と言う事で焚火で焼き芋を作る事にしました。
昨今焚火も法的にアレな感じですが確か調理のためであればそれ程制限は無かったように思います。そう、あくまで調理ですよ。野焼きじゃありません。煮炊きですよ。
と言う事で家の中から薪になりそうなものを集めたんですが微妙に心許ない感じです。最終的には電子レンジを使えば良いんです。焚火で焼けるところまで焼きましょう。
肝心の芋ですが本当に見事に大き過ぎてこのままでは無理っぽいのでくびれの所で折って2つに分けました。
芋の表面は念入りに水洗いします。これは単純に土汚れを落とす以外にも水分を含ませると言う目的もあります。表面にしっかり水分を含ませると焦げを防いでねっとりと焼き上がります。焦げたら焦げたで美味しいんですけどね。
洗った芋はアルミホイルでぐるぐるにします。手持ちのアルミホイルが25cm幅なので1回で追いつかず縦横に分けて巻きました。
焚火で焼き芋にすると言っても、燃え盛る炎の中に芋をくべるわけではありません。炎が上がらなくなった炭でじわじわ焼きます。
焼き芋はじわじわ焼くのが美味しさのコツです。石焼きいもが美味しいのはじわじわ時間をかけて焼くからです。石焼きいもに敵わなくても焚火の炭でじわじわ焼く焼き芋もなかなかのもんですよ。
と言う事でコンクリートブロックで適当に囲いを使って薪を燃やしていきます。この時点ではただの焚火ですね。ちゃんとバケツに水を汲んですぐに消火できるようにしておきます。
肝心の芋は火の近くに置いて少しでも温めておきます。何しろ大きいので少しでも温めておきたいです。
薪が軒並み燃えて炎が上がらなくなったら芋を投入します。また、この際コンクリートブロックを移動して範囲を狭めました。
20分ぐらいは芋をひっくり返したり炭を乗せたりコンクリートブロックを狭めたりとしましたが、ある程度狭めたところで余分のコンクリートブロックが出たのでそれで蓋をします。勿論空気を遮断しないように完全には密閉しませんが熱を逃がさない程度に蓋をしておきました。
芋を入れてから1時間程で炭がほぼ消えました。以降は丸めた紙を入れた紙袋に入れて余熱で調理です。
2つに分けた片方は家族にあげたんですが早々に食べてやっぱり芯が残ってました。私の分はしばらく放置です。
3時間程経ちました。
と言う事で正味5時間かけた焼き芋を食べる時が来ました。
アルミホイルを剥がしていくと蜜でべとべとします。これは期待できそう。
焼き芋なら折って食べたいところですが大き過ぎてうまく折れそうにないので包丁で半分に切りました。中心部分も火は通っていそうです。
水分をしっかり含めたのとアルミホイルをちょっと過剰に巻いたせいで皮が水分を保っていてずるずる剥けます。そして手がべとべとです。
肝心の味は、ねっとり甘いです。芋羊羹みたいな食感と甘さです。中心に向かうにつれてホクホクした感じになります。少ない薪でこの大きさの芋を焼いたってのに結構な出来です。
半分食べまして、おなかいっぱいです。でもしょっぱい物が欲しくなったのでこれからしょっぱい物を…