ステーキナイフ研ぎました
いきなり道具の話です。
私が使っているステーキナイフはほぼ鋸みたいなナイフでしてアルマイトの皿で使うと傷だらけになってしまいます。アルミのステーキナイフなんてあっても良さそうですけど探しても見つかりません。ステンレスでも平刃なら少しはマシだろうと探しても安価な物はありません。
と言う事で100円ショップで買ってきたステンレス製の波刃のステーキナイフを削って研いで、平刃のステーキナイフにする事にしました。
ギザギザなのはほぼ片側だけなので主にその片側を鑢で削ります。その前に反対側もギザギザしない程度に削りました。後はひたすらギザギザの部分が平らになるまで削り倒します。
手が滑ってあちこち傷つけながらそれなりに均せました。平らには程遠いです。
後は砥石で適当に研いでいきます。砥石の番手すら忘れましたが、荒砥ぎ・中研ぎ・仕上げ研ぎとちゃんと3段階研ぎました。削った部分は綺麗ではないけど少なくとも刃先はそれなりにしたつもりです。
刃を付けたわけではないので指はおろか舐めても舌や口を切る事はありません。あくまで調理済みの肉が切れれば良いんです。
試し切りに適した肉が無いのでいつものおかず用に豚バラのブロックを買ってきました。なるべく大きく切り出してトンテキにして試し切りです。
今宵の虎徹は肉に飢えている
大きく切り出せなかったので厚切り3枚です。予めペパーステーキシーズニングを振っておきました。これを太白ごま油を引いたアルミ鍋に入れて15gの固形燃料に点火です。
何となく片面が焼けた感じなのでひっくり返して蓋をして火が消えるまで放置。火が消えたらアルマイトの皿に移してチューブのおろし生姜・レモスコ・醤油を合わせたソースをかけました。
今回は味より切れ味。すんなり切れます。ギコギコやらなくても切れます。筋も難なく切れます。一般的な波刃のステーキナイフより切れるんじゃないかと… このトンテキが結構柔らかく仕上がったと言うのもありますが。
そうそう、当然おいしいですよ。
おでん煮ました
おでんと言うか煮て非なる物を作りました。ん?
私は大根と玉子と昆布さえあればおでん成立だと思うんですが、先日ご近所さんから大根を貰いました。玉子はゆで卵(蒸し玉子)が常にある状態です。昆布もあります。おでんが成立します。
ストーブ出したんでストーブで作れば良いんですがここは固形燃料でと言う事で。火器は試作段階の固形燃料用強化火口を使います。鍋はビーカーのみです。
おでんと言うより大根が固形燃料でどのぐらいで煮えるかってのを知りたいだけなんですが、取り合えず適当な大きさに切って桂剥きします。久々すぎて桂剥きと言うよりヅラ剥きぐらいです。
ヅラ剥きした大根2切れをビーカーで下茹でします。下茹でするより直炊きの方がおいしいんですが今回は観察のため下茹でです。25gの固形燃料1つでは無理でしたが2つで十分火が通りました。
玉子の殻を剥くのに失敗しました。半熟だからね。醤油と味醂で煮て味付けするんですけど殻を剥く時にできた傷がどうも…
下茹でした大根と煮玉子と軽く水を含ませただけの昆布をつゆに入れて25gの固形燃料1つで煮ます。色々無理なのは百も承知なんですが、できる範囲でやてみようかと。つゆは市販の出汁つゆを希釈しただけの物です。
結果、無理でした。
大根には当然味が入っていませんし煮玉子にもしっかり味がついてません。なので煮玉子の煮汁を少し足して汁の味を濃くして食べました。これはこれでおいしいんですが、おでんではないです。
大根や玉子みたいに予め味をしみこませないといけない具材にはそれなりの時間が必要です。大根を直炊きして放置、煮玉子も煮汁に付けたまま放置するのが正しいんですが今回は時間が取れなかったので。大根が固形燃料2つで茹だったと言うだけで収穫です。
ちゃんとしたおでんが食べたければ買ってくるかストーブで作ります。
お芋焼きました
またしてもサツマイモを貰いまして今回はストーブがあったのでそれで焼いて食べたんですが、この小さめのお芋だったら固形燃料で焼けるんじゃない?
洗ったお芋さんをアルミホイルに包んで、一旦くしゃくしゃに丸めたアルミホイルを広げて折りたたんでお芋さんの敷布団を作りメスティンに敷きます。そこにお芋さんを寝かせて同じように作った掛け布団をかけます。
メスティンの蓋をして準備万端。ポケットストーブにて固形燃料点火。25gの固形燃料1つで焼き芋できるかな実験です。
固形燃料の火力が落ち付いたら保温のためにキルトの鍋敷きをかけて鉄の鍋敷きで重石にしました。後はひたすら放置です。火が消えてもそのまま放置です。
数時間後の休憩時間に食します。切ってみるとちゃんと中まで火が通ってます。食べるとねっとり甘いです。甘さの権化。これは完璧。メスティンに納まる大きさならおいしくお芋が焼けそうです。
常備菜常備しました
常備菜があると食卓では何かと便利ですよね。箸休めが欲しいです。
骨折を踏まえた常備菜を作る事にしました。カルシウムやマグネシウムが摂れれば良いんです。ビタミンDはメインのおかず(肉料理)に大体エリンギが入っているのでそちらで。卵も1日3個食べますし。
実はカルシウムは吸収率を考えると乳製品ぐらいしか現実的では無くてチーズで摂っていたんですけど大好きなチェダーチーズばかり食べていたので不経済です。ピザチーズでも食べときゃ良いんですけどそもそもチーズはちょっとカロリー多すぎみたいで…
吸収率を考えるとあんまりですが切り干し大根とひじきの煮物を作る事にしました。簡単・安価・保存性の3点です。カルシウムは胡粉をまぶした塩豆を食べて補給しています。骨も概ねくっついたみたいです。
と言う事で切り干し大根30gを軽く水で戻します。切り干し大根は製品によって苦味が結構違うので扱いの難しい食材だと思います。お湯で戻してしっかりしぼればどれでも大差無いと思いますけど、それ栄養素どれだけ流れたの?って気になります。できれば戻し汁も使いたいんですが苦味が出る事も多いです。
軽く戻して軽く絞る。若干の苦味やえぐみはそんなもんとして割り切る。自分用だとこんな感じですが今回はしぼりもしません。切り干し大根の全てを受け入れます。
ひじき15gも水で戻しました。ゴミが出る事もあるので一旦戻し汁は捨てるよう説明書きがありましたがそのまま使います。戻し汁をそのまま使えそうな綺麗な製品を買いました。
これらを混ぜ合わせます。切り干し大根はやたら絡まってるんでここで一旦解しておいた方が良いです。
今回はそれを500mlのビーカーに入れて炊きます。味付けは1:1の醤油と味醂だけです。砂糖で甘みを強めたり出汁を入れたりしても良いところなんですが箸休めなんであっさりシンプルな味付けにします。
取り合えず固形燃料1つで煮るんですが軽く戻した切り干し大根に味が入るのには足りなかったのでもう1つ追加して炊きあがりました。15gか25gかを失念しました。25gだったような…
良い感じに炊けましたがこの時点ではそんなにおいしくないはずです。タッパーに入れて冷蔵庫で明日まで放置です。
翌日白ゴマをかけて食べました。味はシンプルでおいしいですが切り干し大根の苦味がちょっと強いです。とは言え箸休めとしては十分な仕上がりです。
小松菜油煮しました
以前ダイソーコンロに五徳を乗せただけだと火力が弱かったので、固形燃料をさらに小さい15gにしたら極弱火調理ができるんじゃないかと思い試してみます。
小松菜をアルミのフライパンで少ない油で油煮します。油の量は炒めるよりかは多いと言うぐらいです。最終的に小松菜が油を含んで殆ど無くなる想定です。お高い油なので。
適当に切った小松菜をまずは茎から入れていきます。ある程度火が通って油を含んだら鍋の端へ、そして葉を入れて同様に、何回か繰り返して完成です。ちょっと油を含み切っていない葉っぱもありますが取り合えずこんなもんで。
クレイジーガーリックを振って食べました。おいしくできました。
残っていた小松菜も同様にして常備菜に。
これより多い量はビーカーにぎっちり詰めて油に浸せば少ない油で油煮ができそうです。
ビーカーで春菊を1束油煮してみましたが固形燃料を2つ使ったと言うのもあり火を通し過ぎました。そういった加減も考えるとこのフライパンを使った方法の方が良さそうです。
コーヒー煮出しました
先日失敗した煮出しコーヒーですが水を100mlで沸騰した瞬間に火からおろしたらパンチの強いコーヒーができました。コーヒーは100度の熱湯厳禁みたいですがトルココーヒーなんて煮出すコーヒーもありますし。ただまあ荒々しい味にはなりますね。
これをもっと濃くした方が味はエスプレッソに近づいて逆に風味の雑さはわからなくなるんじゃないかなと言う事で75mlの水で煮出してみます。粉が7gだと抽出量25mlがエスプレッソの基準だそうです。多分水の時点で50mlぐらいかな?流石に焦げちゃいそう。
火器は先日と同じ組み合わせで。75mlなので早めに沸き始めます。200mlのビーカーから溢れる寸前で火からおろしました。
粉を漉して紙コップに注ぐとやっぱり量は少ないです。茶漉しのサイズの都合でこのコップを使いましたが50mlのビーカーで丁度いい感じです。今思えば紙コップ経由でビーカーに注げばよかったのかな。
飲んでみるとエスプレッソ!と言うのは嘘ですがそれっぽくはなりました。似非プレッソぐらいには。
出汁巻かない玉子焼きました
出汁巻き風玉子焼きですかね。
巻くのが面倒なので巻かないで作ってみようと思います。ほったらかしで。
材料は卵2つに出汁50mlです。出汁は市販の出汁つゆを水で薄めて味醂を足したものです。
ビーカーでそれらを撹拌して茶漉しで漉します。漉すからそんなによくかき混ぜなくても…と思いきや茶漉しの目が細かすぎて途中でうんともすんとも言わなくなりました。
茶漉しの中身を一旦戻して再度撹拌です。茶漉しの目が細かいのが原因ですが目詰まりさせたのは白身のドゥルンとしたアレです。新鮮な証拠ですが茶漉しにまとわりついています。
茶漉しを洗って再挑戦ですがすぐにドゥルンで目詰まりです。
もう一度茶漉しを洗って粉々にしたドゥルンを箸でつまんでポイします。そして、あきらめました。茶漉しに残った玉子汁はおいしくいただきました。
漉した玉子汁は100mlもありません。卵1つが50mlらしいんで理論値は150mlのはずです。最高に滑らかになっているので良しとしましょう。もう力尽きそう…
火器は油煮と同じ物で極弱火調理です。アルミフライパンに油を大目に引いて点火、油がサラサラになったら玉子汁を注ぎます。
後は蓋をしてほったらかしておけば出来上がると言う希望的観測です。
ほったらかしてお茶を飲んでいたら突如破裂音がしたので見てみると油が飛び散っていました。蒸気穴の無い蓋なのを失念してました。
中の様子を見ると酷い事に… 救出します。
既に手遅れなので胃袋に納めます。ふわっとしておいしいです。ちょっと油が多かったですね。
鍋底に結構くっついていましたが概ねスプーンでこそげたので食べました。これもおいしい。
当たり前の事ですが、ほったらかさなきゃちゃんとできたと思います。