ヤフオクでキヤノンのAD-360Uを購入しました。
13V 1.8Aの日本製のスイッチング式ACアダプターです。中古とは言えそれなりに良い物だと思うのでヘッドホンアンプの0db HyCAAで使ったらどうかと思って購入してみました。
このAD-360Uは確認できただけでK30120とK30088の2種類あるようで今回購入したのは前者の方です。
取り合えず無負荷での電圧が13.23Vだったので0db HyCAAでも問題なく使えるでしょう。
0db HyCAAは一応12Vの電源が指定されていますが真空管のヒーター電圧が12.6V±10%なのでその範囲なら問題なく使えるはずです。
このACアダプターはプラグが特殊なので通常の物に交換します。
0db HyCAAに繋いでしばらく鳴らし込んでから従来のGF18-US1215-Tと聞き比べてみます。
違いは…よくわかりません。恐らく私の0db HyCAAにおいいては電源の平滑用に使用している1500μFのチップ電解コンデンサが支配的なんだと思います。アンプの音は電源の音
なんて言われたりしますがその電源にはアンプ内のコンデンサも含まれるでしょう。
とは言えよく聞けば多少の違いはわかりました。AD-360Uは良く言えば低音がふくよかで力があります。悪く言えばボヤついた低音です。どちらかと言うとその悪い方が気になったので元のGF18-US1215-Tに戻しました。
多分スイッチング電源の新旧の差だと思います。概ね新しい方がスイッチング周波数は高めです。
大きさを見てもGF18-US1215-Tが容量の割にコンパクトなのはスイッチング周波数が高くコンデンサが小さくて済むからだと思います。
スイッチング周波数が高ければ応答性が良くなります。スイッチング電源はノイズが取り沙汰されますが余程酷い物でない限り応答性を気にした方が良いと思います。*1