表題の通りACアダプターのフェライトコアを取り外しました。
昨日押入れの奥からNECのノートパソコン用のACアダプターADP66を発見したので試しにFX502S Proで使用してみたところ、どうも音が良くなくやや平坦で音像のぼやけた感じがしました。DCラインにファインメットビーズを入れた時の音に少し似ています。
このACアダプターにはフェライトコアが2つ付いていました。本体直後とDCプラグ直近と意図はわかります。*1
電源としての質は悪い物とも思えないので音が悪い原因がこのフェライトコアにあるんじゃないかと思いまして、いっそ取り外してしまおうと。
取り外すと言っても後付けの物と違い簡単に外せるようにはなっていないので破壊して取り除くことになります。
カッターでフェライトコアの被覆を切開して取り除き、露出したフェライトコアを金槌で砕くと言う荒っぽい方法を取りました。飛散防止に紙でくるんで叩けばそのまま不燃ごみに出せます。
ケーブルの被覆に若干のダメージがあったのでアセテート布テープを巻いておきました。ちょっと高いけど糊もべたつかず取り外しも容易で使い勝手の良いテープでおすすめです。
フェライトコアを外したACアダプターを早速使ってみるとなかなかの効果がありました。音は生々しくなり低音に厚みが出ました。また定位感もよりはっきり出ました。FX502S Pro付属の物とも比べてこの効果です。
と言う事でFX502S Proの電源はこのADP66に変更になりました。
ファインメットビーズにしてもフェライトコアにしてもノイズ対策と音質が引き換えになる部分があるようで、このバランスを踏まえて問題が出た時に対処療法的に使う分に留めておく方が良いのかもしれません。
そういえば低ノイズで評判の秋月で売っているGo Forward EnterpriseのACアダプターにはフェライトコアが付いてないですね。