ヘッドホンアンプ用の真空管をヤフオクで購入しました。
愛用のヘッドホンアンプ 0db HyCAAに使っている真空管が松下の12FQ7でして、以前これとは別に評判の良い12BH7を購入してみたんですが中古のせいかあんまりでした。だからこのまま松下の12FQ7で良いやと思っていたんですが、先日東芝の12FQ7をヤフオクで見つけたので落札した次第です。2本で2000円に定形外郵便の送料200円(だったかな?)にクーポンで500円引きとお買い得です。
古いとは言え新品なので足もきれいでそのままソケットに挿して早速音を聞いてみると…やっぱりエージングは必要ですよね。とは言え以前の12BH7より断然好感触です。中低域以下で解像度も甘くボワついた音ですが力強いですし、それ以外も悪くないです。
と言う事で適当に音を鳴らして放置。*1 ヘッドホンから漏れる音が微妙にうっとおしい。ダミーロードがあれば良いんでしょうけど。
1日経って聞くとかなり良い感じ、傾向としては松下比でやはり中低域以下のディティールが甘いんですが定位が良いのか特に奥行きが感じられます。
と言う事でもう1日。中低域以下もかなりよくなりました。まだ松下の方が良いんですが、音の力強さを含めるとこちらも上々。と言う事で更にもう1日経って微妙に変化があったような気もしますがこの辺が潮時でしょうか。
松下のと比べて全体的に良いです。中低域以下がちょっと気にならなくも無いですが多分すぐ慣れるだろうって事で当分この東芝の12FQ7を使っていく事にします。
そうそう、残念だった12BH7はNEC製とWestinghouse製で、NEC製はてっぺんの銀色の部分が若干白くなってたので相当劣化していたんでしょう。Westinghouse製は見た目は何ともなかったのでこのNEC製よりマシな音で鳴ったんですが平凡で可能性を見出せない音でした。まあとにかく12BH7より12FQ7の方が良いのかなと。Westinghouseと東芝の因縁がこの狭い机の上で繰り広げられるとは。
同じ12FQ7で松下か東芝かで優劣があるわけじゃないと思います。音の好みもありますし使ってる機器次第。同じ0db HyCAAだとしても電源やコンデンサ、特にオペアンプが違えばまた違った結果になったと思います。現在オペアンプはV-ampにOP275GP、C-ampにLMC6482AINを使っています。
そして東芝12FQ7続投が決まってから今更ダミーロードを作ってみました。3.5mmのステレオミニプラグに3W 56Ωの金属酸化膜抵抗器を取り付けただけです。1/4Wとかもで大丈夫だとは思うんですが、ダミーロードと言う性質上、中華品と言う性質上、余裕はたっぷり持たせたいです。1時間ほど使ってほんのり暖かくぬるくなる感じなので問題ないでしょう。今後使う予定もありますし、これはこれで。