自転車のタイヤとチューブとチェーンを新しい物に交換しました。
先日自転車に乗って家を出た途端ガタガタ言い出してそのまま後輪の空気が全て抜けてしまいました。確認はしていませんがパンクだろうと言う事でチューブを交換する事に。ついでなのでタイヤも、チェーンも渋かったのでチェーンも、と言う感じで計画を立て昨日11日に交換を予定し各パーツを発注しました。
この自転車は購入から3年経ち、屋外保管の雨ざらし運用なのでタイヤも走行距離の割にはそれなりに傷んでいるだろうと、また37cのタイヤもちょっと太いし重いしと言う事でそのうちかえようと思っていたのでこの際に同時交換する事にしました。
交換するタイヤは28cにします。25cにしようか迷ったんですがリムの諸元がよくわからないので装着できるかどうか不明でやめました。と言う事で28cで安くてそれなりの物をと調べ、パナレーサーのComfyにしました。
チューブも同じパナレーサーの27-37cをヨドバシで、チェーンはIZUMIの厚歯用メッキチェーンを楽天のLIBRAと言う店で購入しました。
1日目
と言う事で早速作業です。今回BBのグリスアップもするのでホイール、クランク、BBを取り外します。
各種工具で取り外していきます。BBは毎回どっちが逆ネジだっけ?と調べてしまいます。それ以外特にトラブルも無くすんなりとパーツを取り外せました。
外したところでクランクの固定ボルトが汚れていたので洗浄するべくそれも外します。クランクはSRAMのGXP規格の物で固定用のボルトと、そのボルトの頭を押さえて取り外しを補助するキャップボルトの2段構成です。
このキャップボルトなんですが相当大きい六角レンチが必要になります。確かインチだったように記憶してますが正確なサイズを覚えていません。ネットで見つけて買っておいて使うのは今回が初めてです。
中の固定ボルトが正ネジなので抑えのキャップボルトは共回りしないように逆ネジかと思ったらこちらも正ネジでした。紛らわしい。
回す方向がわかっていればすんなり回して外れます。が、緩み止めを使っているので最初だけゴムハンマーとかで小突いてやると良いと思います。
外側からキャップボルト、固定ボルト、ワッシャーと言う構成です。ボルトは双方ともアルミ合金で軽いです。ばらしてしまえば洗浄は簡単です。注油も兼ねるのでAZ 極圧・水置換スプレーで洗浄しました。齧り付き防止のためにキャップボルトのネジ山にグリスを塗っておきました。アルミ合金同士だから大丈夫なのかも知れませんが。
BBは左右に分割してそれぞれ外側のシールを外し、内側のシールドベアリングのシールを外してパーツクリーナーで簡単に洗浄してグリスをもりもりにしておきました。内部は殆ど汚れていなかったので雨ざらしぐらいなら神経質にならなくて良さそうです。グリスは極圧添加剤入りのリチウムグリスだったと思います。自転車用の高い奴ではないです。
ホイールからチューブを外します。英式バルブを米式バルブにする変換アダプタ―を使っていたのでそれを外して、リムナットも外します。このリムナットは不要と言う話もありますが私はつけています。だってあった方が収まりが良いじゃないですか。
チューブを引っこ抜いてタイヤをタイヤレバーを使って外しました。
一応交換しても良いようにリムテープも購入しておいたんですが、変えなくて良いならとチェックしてみたところ縁が折れて居たり孔が見えていたりと、そりゃパンクするよねって感じなので交換する事に。交換するリムテープはTIOGAのナイロンリムテープ 700C×17mmです。やはりリムの緒元がよくわからなかったので幅は狭すぎず広すぎずな無難な物にしました。
このリムテープは適度に伸縮性があって作業は楽です。が、この伸縮性が仇になってバルブ孔がずれてしまいました。修正も簡単ではありますが。
いよいよタイヤの装着です。あれ?タイヤがありませんよ?
数日前に注文はしていたんですが、届いたつもりでいたのが届いていませんでした。納期を確認したら18日出荷予定となっていました…
タイヤが無くても大丈夫。翌日届くから。
そう、Amazonならね。
タイヤ装着は翌日に予定してチェーンを切っておきます。外したチェーンを伸ばして新しいチェーンをそれに沿わせて同じ長さで切ります。
新しいチェーンはかなりベタベタですが、ここで洗浄・脱脂したところでやっぱり注油するわけなのでAZ 極圧・水置換スプレーを馴染ませる程度に吹いておきました。しかし元々の油が勝り過ぎて意味は無かったようです。手がベタベタするよう…
BB、クランクを取り付けてその日の作業を終えました。そして翌日の本日、タイヤが届きました。
2日目
耳を貸せ 信じる教義は享楽
絶え間なく届けよう
崇めよ我はAmazon Amazon
タイヤの装着には色々流儀があるようで私も何らかの流派に属するのかも知りませんが、自分ではオーソドックスな方法だと思っております。
片側のビードをリムに嵌めて、少し空気を入れたチューブのバルブ部分をリムにセット。この時リムナットを割としっかりめに取り付ける。空気を少し抜いてタイヤの内側にチューブを這わせる。やりづらかったら更に空気を抜く。
これで準備完了。バルブ位置からビードを手なりタイヤレバーなりで押し込んでいきます。今回のタイヤはビードが硬めなので最初から最後までレバーを使って嵌めました。チューブを噛んだりしても後で直すので取り合えずビードをリムに押し込んでしまいます。
タイヤを指でずらしながらビードがチューブを噛んでいないかチェックします。噛んでいたらそこだけ修正します。修正しづらいときは少し空気を入れます。チェックと修正が終わったら空気を規定量以上入れます。
が、規定量以上入りませんでした。推奨の最大が735kPaなんですが700kPa程度から空気を入れられません。空気入れに全体重をかけて足が浮いた状態なんですが、体重が軽すぎるせいですか。多分50kgも無いですし。跳ねて勢いを付ければいけそうですけど、700kPa入れば十分ですよね。
取り合えず異常無し。適当に弄り倒しても問題無し。
ホイールは置いておいて先にチェーンを取り付けます。チェーンはピンで繋ぐタイプではなく今時のリンク構造です。さすがに素手で簡単に嵌めたりはできませんが、ペンチ的な工具でパチッと嵌めました。
前輪を装着。回してみて異常が無いかチェック。後輪はチェーンをかけながら装着。回して異常が無いのを確認。
いよいよテスト走行です。あれ?少し高くなった?
漕ぎ出しが軽いです。これは中々。
数分近所を回ってみたところ異常は無し。乗り味は高圧のためあれた路面で少し跳ねる感じがするものの、全体的には柔らかくなりました。タイヤ自体の柔らかさでしょうね。グリップは増しました。
チェーンがまた良い感じです。あのベトベト油のおかげかチェーンその物によるものか、音がチリチリチャリチャリ言う金属音ではなくコルコルコル…と言う柔らかい音になりました。フリーのラチェット音も静かなのでかなりの静音マシンです。
これは…歩行者に気付いてもらえない。
良いんだか悪いんだか。