先日組んだスピーカーのパッシブラジエーターに制動用として取り合えず付けていたコンデンサを変更しました。
3.3μFのフィルムコンデンサから47μFの無極性電解コンデンサに変更です。意味は無いですがちゃんとオーディオ用のものです。ただ単に秋月に無極性コンデンサがこれしか無かっただけです。
当初容量に関してはどれぐらいが適当なのか分からなかったので22μF、47μF、100μFの3種類を試してみました。まずは一番変化がわかりやすいであろう100μFから試す事に。
100μFは制動が強いようで密閉型の音に近づきましたが悪くはないです。スマホの簡易スペアナで見てみると120Hzの弱いピークがほとんどなくなりそこから徐々に下がると言う感じでした。低域は物足りなくなりましたが特に中低域がタイトになった感じでコンデンサを付けないよりよっぽど良いです。
次いで47μF。低域が少し増えて尚且つタイトさも残っていて良いバランスです。簡易スペアナでは120Hzの弱いピークが復活しました。パッシブラジエーターの効果で120Hz以下がやや持ち上がっているんでしょう。
最後に22μF。元の3.3μFと違いが判りません。若干タイトな気もするんですが。リアクタンスは100Hzで72Ωと482Ωと結構違うんですが制動力と言う点ではあまり違わないんでしょうか。
と言う事で一番バランスの良かった47μFに決定しました。
コンデンサを変更してから色々聴いてるんですが若干解像度が上がりました。これは今までパッシブラジエーターが鈍らせていた音が聞こえるようになったと言う事でしょう。
今回の実験でスピーカーユニットをパッシブラジエーターとして使うには制動が重要だと言う事がよくわかりました。