PC用のDAC、FX-AUDIO-のFX-01J TYPE-Bを購入しました。
今までディスプレイのS/PDIF出力から激安中華DACに通していたんですが新しくディスプレイの購入を検討したところめぼしい機種にS/PDIF出力が無いため簡単に机の上のみで完結するUSB DACを購入しようと。
安くて音質もそれなりに良い物をと探すとこれが目に留まりFX-AUDIO-の製品はコストパフォーマンスが良いとの評判なのでAmazonで即購入しました。現状より悪くはならないだろうと。
届いて早速繋いでみると音の良さにびっくりします。今まで使っていたDACもそれまで使っていたONKYOのMA-500UのUSB入力に比べれば高音質でしたがそれを大幅に上回る音質です。
解像度が上がり今まで埋もれて居た音が聞こえるようになりレンジも特に低域が広がりました。*1
バスパワーのUSB DAC言うとPC由来の電源ノイズの影響を強く受けますが、セルフパワーのUSBハブに接続しているので少なくともPC由来の電源ノイズの影響は受けません。
通常USB信号が音質に影響が出るほどノイズまみれと言う事はないので低ノイズの電源のUSBハブに繋げればバスパワーと言う事は気にしなくて良いと思います。その際は電力に余裕のあるUSB3.0以上が良いと思います。
思ってたよりかなり音が良かったのでちょっと分解してみました。T8のトルクスドライバーでケースのネジが外せます。プッシュスイッチが引っ掛かるので引っ張ってキャップ部分を外すと基板をケースの外に出す事ができます。
アルミ電解コンデンサは全て10V 100μF 105℃でした。RJFと書いてあったのでエルナーの音響用コンデンサでしょう。ちゃんと良いコンデンサ使ってますね。他にもPanasonicのECHUも使っています。こちらも音質に定評のあるコンデンサです。
回路も出力カップリングレスなので音を鈍らせない設計です。これが3,000円もしないで買えると言うのが素晴らしい。
考えてみればパワーアンプとして使ってるMA-500UもスピーカーのLS-SG550も実力を出し切れてなかったんだなと。どちらも古いのでそろそろ新しくする予定なんですが。
音質に関わる事と言えばデジタルフィルタをFIRかIIRかで選べます。FIRの方が解像度も高くレンジも広いように感じますが何しろ平凡な中年の耳なのであまりよくわかりません。