どうやって取り付けるか

しかし取り付け方法が問題になります。フロントラックに積載では布巾を取り出すのが若干面倒だろうし荷物を積むのにも邪魔になるだろうし。出来れば邪魔にならない場所に固定したい。

最初に考えたのがシートポストに立バンドで取り付けると言う方法。取り外しが面倒なのと重量がちょっと気になります。やはりメーカー品みたいに簡単に取り外しできたりするのが理想です。

となると定番はRIXEN & KAULのKLICKfixなんですが、シートポスト用はExtender with Handlebar Adapterと言う商品でしょうか… いや、ちょっと大袈裟すぎやしませんかね。AmazonではCK810と言う型名で売られていますが4,000円と言う価格もちょっと。

RIXEN & KAUL KLICKfix

もっと簡素で安い物をと探すとTOPEAKから良さそうな商品が出ています。フィクサーと言うシリーズです。

このフィクサーシリーズではサドルレールに取り付けるタイプのマウンタであるF33 フィクサーとそれに対応するサドルバッグ側のパーツであるインナーフィクサーとアウトサイドフィクサーも販売してます。これら一式を利用する事でメーカー品張りの脱着機能を持った物が作れそうです。

実際のパーツを見て

届いたパーツを軽量するとF33 フィクサーが51.5g、インナーフィクサーとアウトサイドフィクサーが合わせて18g。ちなみにケースは113.7gなので合計183.2gと中々軽量です。

取り付けの前に天地逆でも脱着や固定が正常に機能するかを確認したところ問題ありません。アームの長さはもう少し欲しいところですが何とかなりそうです。

ケースの加工

ケースに取り付ける脱着用パーツのインナーフィクサーとアウトサイドフィクサーはその名の通り内側と外側から対象物を挟み込んで固定します。お互いはネジ1本で接続されますが回り止めの2本の突起があるため、それら3つを貫通させるための孔を開ける事によって取り付けられます。

ケースの孔開けを横着してポンチで開けようとしたところ割れてしまいました。そんな予感はしてたんですが案の定です。

ケースは薄いプラスチックなのでドリルでも錐でも簡単に孔が開きます。電動ドリルを持ち出すのも面倒だったので手回しドリルで開けました。

ネジ用の孔は適当なサイズのドリル刃が無く小さい孔をリーマーで広げたため汚い孔になってしまいましたが完全に隠れるので問題ありません。

インナーフィクサーとアウトサイドフィクサーで挟み込んでネジを締めればケースは完成です。

合体

あとはマウンタにケースを取り付けるだけです。逆さでも問題なく取り付けられます。取り外しもスムーズです。取り外した状態でもマウンタがあまり存在を主張しないのも良いです。

ケースもマウンタもやや華奢なため走行中に揺れそうですが少し乗った限りでは問題ありませんでした。